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KADOKAWA・ドワンゴの経営統合  狙いはどこに?  再編見込まれるネットメディア、Google一極支配打破する第一石、検索が支配するトラフィック流れ変える可能性

  1. 経済
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出版大手のKADOKAWAと動画配信大手のドワンゴが経営統合を検討していることが14日、分かった。同日午後にも正式発表する見通し。KADOKAWAとドワンゴは既に資本関係を持ち、電子書籍分野を中心に連携しているが、経営統合することでインターネット分野を一層強化し、海外展開も積極的に図っていく考えだ。

via: KADOKAWA・ドワンゴ、経営統合へ=ネット分野強化 (時事通信) – Yahoo!ニュース

 

アドセンス一極支配の構図は早晩崩れるだろう、と予想してたけど、こりゃ一番乗りは角川になりそうだね。

角川春樹さんが薬物で失脚してから、エッヂがとれたかと思えばGeekなユーザーをうまく取り込んで事業を発展させて、東証一部に上場した角川グループ。

角川歴彦さんの手腕は、技術者・Geekとしてのドワンゴの川上氏を圧倒するものがあるだろうし、恐らくドワンゴは飲み込まれて角川のコマの一つになりきるだろう。

 

力関係が対等でない限り、アライアンスシップなんてものは機能しないもんで、長い目で見れば経営統合というより買収というべき結果になるんだろう。

 

多分、川上氏の最後の置き土産は、恐らくライブドア関係の事業になるんじゃないだろうか。

角川がドワンゴを買収すると言っても、正直現状のブロマガだけでは角川が魅力を感じるほどのメディアに育っておらず、動画だけだとエンティティーが違いすぎてどうできるものでもあるまい。

多分、以前予想していたドワンゴとライブドアのブログ事業部のM&Aは今後も既定路線として可能性がより高くなるだろう。

 

角川の狙いとしては、電子出版であって、メールマガジンとブログメディアの有料化を目論んでいると思う。

昔からあまりメジャーではない作家をたくさん抱え込んで、そのプロデュースにはたいへん力を入れていた会社で、そのプロデュースの簡便化・そしてユーザーの囲い込みには重大な関心を抱いているだろう。

そうすると、必然的にたくさんの作家を抱え込んでそれをペイさせるための仕組みとして、ネットメディアとその巨大なトラフィックのコントロール技術は大変興味があるはず。

 

中でも、ブログ事業なんかは買収するのが手っ取り早いわけで恐らくドワンゴを皮切りにして踏み込んだ拡大策を取るだろう。

そしてそのメディアのマネタイズには広告営業が欠かせないわけで、メディアの価値算定基準に全く新しいロジックを持ち込んでくると思う。

ネット版CSチャンネルに近いものが出来上がるんじゃないかと思う。

ユーザーセグメントとインプレッションの価値が根底から変わるかもしれない。

 

長い間、一世代前のネット起業家たちの皆は、ネットで世界中がポジティブなナレッジを推し進めて、世界がもっと賢く平和な心を持った姿になると本気で思ってた。

ところが、現代に至って「文字を見ることしか出来ない」人々が実際は相当数居て、しっかり読んで解釈することの出来ない人々が多いことに衝撃を受けていたと思う。

同じように検索エンジンを使っても、同じ文章を読んでもまともな情報や結論に到達できないいわゆる「情弱」達。

 

頭のまともな人とは、チンパンジーの愛ちゃんと人間くらいの開きがあって、一体彼らにどうしてコンテンツを理解させればいいのか皆が悩んでいた。

角川の今回のチャレンジは、「ユーザーが自発的に見る」世界に「こちらからユーザーに見せてあげる」既存メディアのヒエラルキーを極めて受け入れられやすい形で持ち込んだもので、「結局は自分で選ぶだけの能力がなかった多くの人」にとって新しいオファーになると思う。

 

そしてそれこそが既存のリアルメディアと本格的に対向する狼煙になるだろう。

その経済規模がいくらになるか。

少なくとも日本国内でのYahoo!とGoogle支配を破壊する可能性が非常に高いと思う。期待して見てる。

 

 

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角川の書籍と思わずに読んでる作品って実はいっぱいあって、
他の出版社がプロデュースするより多くの作家を世に出している。
過去に椿事はあったけど、努力と拡大の姿勢は見習うべきだろうな、他社も。

 

 

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KADOKAWA・ドワンゴ、経営統合へ=ネット分野強化

時事通信 5月14日(水)8時14分配信

 出版大手のKADOKAWAと動画配信大手のドワンゴが経営統合を検討していることが14日、分かった。同日午後にも正式発表する見通し。KADOKAWAとドワンゴは既に資本関係を持ち、電子書籍分野を中心に連携しているが、経営統合することでインターネット分野を一層強化し、海外展開も積極的に図っていく考えだ。
 両社は2011年に資本提携、KADOKAWAは13年9月末時点でドワンゴ株を発行済み株式の12.23%、ドワンゴは13年3月末時点でKADOKAWA株の2.67%を持つ。KADOKAWAは自社の電子書籍サイトにドワンゴのサービスを取り入れ、ドワンゴの電子書籍配信サービスもKADOKAWAから作品提供を受けている。
 KADOKAWAは無料の電子版漫画雑誌を始めるなど電子書籍事業に積極的で、映画やゲームといった事業も含め、アジアや欧米に向けた海外展開にも力を入れている。ネット動画サービス「ニコニコ動画」を運営するなどネットサービスに強みを持つドワンゴを取り込むことで、事業拡大を図っていく考えとみられる。

via: KADOKAWA・ドワンゴ、経営統合へ=ネット分野強化 (時事通信) – Yahoo!ニュース

 

「プラットフォームとコンテンツ、双方を提供してきた会社が1つになる」――ドワンゴの川上量生会長は5月14日、KADOKAWAとの経営統合を発表した記者会見でこう述べ、両社の親和性の高さを強調した。KADOKAWAの角川歴彦会長は「ようやく私は、川上さんという若い経営者を手にしたんだと思う」と感慨深げに語り、川上会長の経営手腕に大きな期待を寄せた。

ドワンゴの技術力をKADOKAWAに 「日の丸プラットフォームを」

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 両社で統合持ち株会社「KADOKAWA・DWANGO」を10月1日付けで設立し、2社が100%子会社として傘下に入る形。新会社の社長にはKADOKAWA相談役の佐藤辰男氏、会長にはドワンゴの川上会長が就任し、角川会長は取締役相談役に就く。株式移転比率はKADOKAWA1.168に対してドワンゴが1。ドワンゴへの評価の高さを指摘する記者に対して、角川会長は「おっしゃる通り、ドワンゴを高く評価しています」とにこやかに答える。

 KADOKAWA側が期待を寄せているのは、ニコニコ動画のプラットフォームとしての存在感やドワンゴの技術力、川上会長の経営手腕だ。「KADOKAWAはデジタル・ネット企業になりたいと努力している。ドワンゴはニコニコ動画というたいへんな資産を持つすぐれた技術集団だ」(角川会長)。統合後は、KADOKAWA出身の編集者の隣にドワンゴ出身の技術者が座り、コンテンツと技術を融合したサービスを提供するイメージだ。

 ニコニコ動画発のCGMコンテンツを、KADOKAWAの編集力でビジネス化する取り組みも進める。「ボカロ小説などニコニコ動画発の創作物が角川の出版物の重要な部分を占めるようになったことも、統合の大きなきっかけになった」(角川会長)。協力して新ネットメディアも展開。ドワンゴの情報展開力とKADOKAWAの取材・編集力を融合し、ばく大なページビューのメディアを構築し、広告収入を伸ばすという。

 「日の丸プラットフォームを両社で作ろう」(角川会長)――海外のコンテンツやサービスとの競争が激しくなる中、世界に通用する「オールジャパンプラットフォーム」構築に向けて手を携える。「ニコニコ動画というメディアはYouTubeに対抗できる。クールジャパンをリアルで推進してきた角川と、ネットから推進してきたドワンゴが一緒になる。21世紀のイノベーションを実現しないといけない」(角川会長)

via: 角川会長「ようやく、川上さんという若い経営者を手にした」 新会社「KADOKAWA・DWANGO」の目指す姿は (1/2) – ITmedia ニュース

 

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