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円安が生んだ奇跡的現象  和田工業 自己破産申請一転、業績回復により民事再生に切り替え  珍事と言うべき奇跡の再生

  1. 経済
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管財人がついて手続き開始したら逆戻りできないのかと思ってた・・・

5月7日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請していた、和田工業(株)(TDB企業コード985865103、資本金4350万円、東京都墨田区本所3-21-10、代表和田圓氏)は、15日に再生手続き開始決定を受けるとともに、管財人による管理命令を受けた。

 管財人には申請代理人の松田耕治弁護士(東京都千代田区丸の内2-2-2、電話03-6212-5713)が選任された。再生債権の届け出期間は6月11日まで、認否書の提出期限は7月9日、再生計画案の提出期限は8月5日となっている。

via: 異例の“破産後民事再生”を申請していた和田工業、再生手続き開始決定を受ける (帝国データバンク) – Yahoo!ニュース

 

自己破産申請とか、民事再生で再生計画却下されて始まった破産手続は逆戻りできないのかと思ってたけど、途中で別途申し立てをして再生手続に切り替えるなんてことが出来るんだなぁ。

これ、多分法律関係の書籍に載るほど珍しい事例じゃないかと思う。

まさに円安で得をした企業の典型例なわけで、これは不景気な日本にとって珍事と言っていいポジティブニュースだわ。

 

実際の中小企業の最期の時ってのは、民事再生法を申請するも債権者や関係者からボコボコに反対されて、あっさり再生計画を却下されて破産手続きに移行、というのばっかりで。

自己破産から不死鳥のようによみがえるなんて俺今まで一回も聞いたことがなかったねぇ。

 

円安で原材料が上がった、これといって仕事も増えないのに値下げだけ要求されて困った、こういう話はよく聞くけど、円安で素直にモノが売れ始めて「売上の力で」再生する事例ってのは極めて稀だろう。

(それくらい一回へばりついた金融債務や商事債務の焦げ付きは重いってこと。)

 

ただ、これでちょっとだけ微妙な気持ちになるのが、プラスチック成形の商品を売ってるってことは、それほど高い商品じゃないような気がするんだよね。

つまりスマートホンの「ガワ」部分を売ってるってことだろ?

中身の高い部品とかそのへんはどうなんだろうか。

 

スマホの部品供給は日本が頑張ってると一食言ってたのに、とんと聞かなくなって長い気がする。

廉価製品ばっかり売れてもやっぱりどうしょうもないわけで、車とか家電製品、そういうものが売れないとしかたない気がするんだよね。

 

結局は、部品単位の商いじゃなくて、製品としてメーカーが売っていく形で経済を牽引しないことには広がりがないもんなぁ。

 

 

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ミナミの萬田さんもぶったまげるほど珍しい事例じゃないんだろうか。
多分だけど、破産管財人に専任された弁護士さんもよほど企業の経営ノウハウに通じた
プロ中のプロだったんだろな。
折あらば再生させてやろうという心を持ってないととてもこういう事例は生まれまい。
そして破産申請しても取引が続くほど一生懸命だった社長の頑張りが報われたんだな。
美談だと思う。

 

 

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極めて異例というか、こんなケース前例があったのかなぁ?

 

5月7日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請していた、和田工業(株)(TDB企業コード985865103、資本金4350万円、東京都墨田区本所3-21-10、代表和田圓氏)は、15日に再生手続き開始決定を受けるとともに、管財人による管理命令を受けた。

 管財人には申請代理人の松田耕治弁護士(東京都千代田区丸の内2-2-2、電話03-6212-5713)が選任された。再生債権の届け出期間は6月11日まで、認否書の提出期限は7月9日、再生計画案の提出期限は8月5日となっている。

 当社は、1932年(昭和7年)8月創業、41年(昭和16年)9月に法人改組されたプラスチック容器メーカー。化粧品容器、薬品容器、家電部品等の製造、販売を主に行い、高い技術力を背景に化粧品メーカーや電機メーカーなどを主な販路に、2005年8月期には年売上高約46億6000万円を計上していた。
 
 しかし、得意先各社の海外シフトや同業他社との価格競争、さらにリーマン・ショック以降は、資金繰りが厳しさを増していた。このため、中小企業再生支援協議会の協力も得て借入金のリスケジュールを行うなど、業況改善に努めていたが、当社が得意とする携帯電話部品はスマートフォンの台頭から需要が低迷。2013年8月期の年売上高は約18億円にまで減少するなか、資金繰りは限界に達し、2月12日に東京地裁へ自己破産を申請し、同日破産手続き開始決定を受けていた。
 
 その後も裁判所の許可を得て、破産管財人のもとで一部容器の製造を続け、従業員との雇用関係もそれに従って継続していた。この間、得意先からの受注が順調に推移。加えて、仕入先および従業員の協力を得て生産体制も回復するなか、4月30日に東京地裁より民事再生法を申請する許可を得て、5月7日に同法の適用を申請した(破産手続きについては、民事再生手続きの開始決定により中止となる)。

 負債は約30億8900万円の見込み。

 なお、破産手続き開始決定後に民事再生法の適用を申請するのは極めて異例のケース。

via: 異例の“破産後民事再生”を申請していた和田工業、再生手続き開始決定を受ける (帝国データバンク) – Yahoo!ニュース

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